海外強豪選手勝ち上がり予想
66kg級
66kg級シード選手(ドロー前)を以下の通りである.
1. seed ABE Hifumi (JPN) (1. place wrl)
2. seed MARGVELASHVILI Vazha (GEO) (2. place wrl)
MARGVELASHVILI選手は,2017ブダペスト世界選手権大会の銅メダリストで,世界選手権やマスターズでは優勝はないもののグランドスラム,大陸選手権,グランプリでは優勝経験のある強豪選手である.
3. seed SHMAILOV Baruch (ISR) (4. place wrl)
SHMAILOV選手は,2018マスターズの銀メダリストで,2018グランドスラムアブダビで銅メダルを獲得している.
4. seed FLICKER Tal (ISR) (5. place wrl)
FLICKER選手は,201ブダペスト世界選手権大会の銅メダリスト.グランドスラムで2度優勝しているが,ここ3大会は元気がない.
5. seed ZANTARAIA Georgii (UKR) (7. place wrl)
ZANTARAIA選手は,皆さんもご存知の2009ロッテルダム世界選手権大会の60kg級チャンピオン.世界選手権大会のメダル製造機で8大会に出場し,6大会でメダルを獲得している.以前ほど,年間を通して勝ち続けるという状態ではないが,重要な大会では結果を残しており,ピーキングがうまい.
6. seed SERIKZHANOV Yerlan (KAZ) (10. place wrl)
SERIKZHANOV選手は,2018バクー世界選手権大会の銀メダリスト.阿部選手と決勝を戦った.23歳で力をつけてきている選手なので,注目したい.
7. seed GANBOLD Kherlen (MGL) (12. place wrl)
GANBOLD選手は,2017マスターズのチャンピオン.戦略的なグランプリ参戦でポイントを獲得している.グランドスラム以上の大会では,マスターズの優勝1回のみ.
8. seed VIERU Denis (MDA) (16. place wrl)
VIERU選手は,グランドスラム以上の大会ではメダルの獲得がない.2016年のU23のヨーロッパ大陸選手権大会の優勝経験がある.
【予想される展開】
実力でみれば,阿部の1強.第2シードのMARGVELASHVILI選手,第5シードのZANTARAIA選手が対抗馬になるだろう.シード権には入っていないが,2017ブダペスト世界選手権大会60kg級で銀メダリストのSAFAROV Orkhan選手(アゼルバイジャン)が66kg級でどの程度戦えるか.海外勢は混戦模様のため,2018世界ジュニア選手権大会のチャンピオンLOMBARDO Manuel選手(イタリア)が上がってくる可能性もある.
*Judointelligenceは,日本発信のsiteであることなどの理由により,日本選手の評価は極力しません.