海外強豪選手勝ち上がり予想
60kg級
60kg級シード選手(ドロー前)を以下の通りである.
1. seed TAKATO Naohisa (JPN) (4. place wrl)
2. seed DASHDAVAA Amartuvshin (MGL) (5. place wrl)
DASHDAVAA選手は,2013リオデジャネイロ世界選手権大会の銀メダリストで,近年も安定的に上位に進出している強豪選手である.
3. seed SMETOV Yeldos (KAZ) (6. place wrl)
SMETOV選手は,2016リオデジャネイロ五輪の銀メダリスト,2015年アスタナ世界選手権大会のチャンピオンである.決勝ラウンドに上がる可能性が極めて高い選手.
4. seed GARRIGOS Francisco (ESP) (7. place wrl)
GARRIGOS選手は,2014年にアメリカで開催された世界ジュニア選手権大会の金メダリスト.2017年のマスターズでも銀メダルを獲得している.
5. seed KYRGYZBAYEV Gusman (KAZ) (8. place wrl)
KYRGYZBAYEV選手は,2018グランドスラム・アブダビで銅メダルを獲得している.しかし,第4シードまでの選手と比べると力は落ちる.
6. seed YASHUEV Islam (RUS) (12. place wrl)
YASHUEV選手は,2018ヨーロッパ選手権大会のチャンピオンで,グランドスラム・エカテリンブルクでも銀メダルを獲得している.
7. seed MCKENZIE Ashley (GBR) (14. place wrl)
MCKENZIE選手は,2018ヨーロッパ選手権大会の銅メダリスト.昨年のGSパリでも銅メダルを獲得している.
8. seed DIAZ Adonis (USA) (18. place wrl)
DIAZ選手は,アメリカ大陸選手権大会の銅メダリスト.シード選手の中では,実力は落ちる.
【予想される展開】
第3シードまではトップエリートの実力者でメダル争いに絡んでくるだろう.ただし,シード権を獲得していないKIM Won Jin選手(韓国)がどのプールに入るかで展開は変わる.リオデジャネイロ五輪以降国際大会に出場していなかったが,グランドスラム・大阪では,とてもよい動きをしていた.その際には,高藤選手,志々目選手を下している.スタミナ充分で,長い試合になると,めっぽう強い.また,韓国のLEE Harim選手も2015年世界ジュニア選手権大会の銀メダリストで,2018年世界選手権大会では3位決定戦で永山選手に敗れたものの5位入賞.実力をつけてきている.
若手で一番気になる選手は,グルジア(ジョージア)のPAPINASHVILI Jaba選手.2017の世界ジュニア選手権大会の金メダリスト(-55kg級).2018から60kg級で大会参戦し,2018世界ジュニア選手権大会では銅メダルを獲得している.順調に力をつけてきており,この1-2年で一気に駆け上がってくる可能性がある.
第2シードのDASHDAVAAd選手と第3シードのSMETOV選手はここ4年間対戦がない.第4シードのGARRIGOS選手は順当にいけば,準決勝で高藤選手と対戦.これまでに対戦はない.
現状は,DASHDAVAA選手,SMETOV選手,KIM Won Jin選手がメダル争いが予想される.
*Judointelligenceは,日本発信のsiteであることなどの理由により,日本選手の評価は極力しません.